寺泊シーバス釣行（シーバス開幕、人の温かさに感謝）【2023年釣行記 Vol.5】

23年5月9日、寺泊シーバス釣行

その日、仕事が終わった。
時刻を見ると、珍しく定時で帰れる事に気付いた。
ＧＷで帰省中、穴釣りでも出来ないかと念のため積んでいたバスタックルが、車の中にそのまま残っている。

釣れる釣れないではない。
私はただただ海に行きたかったのだ。

借り物のルアー

車の中にバスタックルはある。
しかし、用意していたのは穴釣りとして。
車にはブラクリしかない。

たまたま会社のロッカーに、釣りをする同僚がいた。

確認をさせてもらうと、静ヘッドとミドルアッパー3.5があるではないか！！
しかもカラーは個人的1番人気のオレンジだ。

同僚に感謝。
『では海で！』と言い合い、会社を後にした。

激濁りのテトラ帯

私は知っていた。
ここのテトラ帯にはシーバスが糞ほど居付いている事を。
昨年は甘噛みシーバスに悔しい思いもしていた。

現地に着くと、想像の10倍は濁っている。
いや、というか、カフェオレ状態だ。

私は密かに期待していた。
しかし、そこはヘボ釣り師だ。
確信なんて全くなかった。

周囲の人はアジングやらショアジギやら、思い思いの釣りをしている。
私は何故かバスロッドでベイトリール。

『お前は一体何を釣りに来たの？？』

そんな声が聞こえてきそうで、とても恥ずかしかった。

思いがけないヒットは突然に

借り物のジグヘッドに借り物のワームを付けて、何故かバスタックル（しかもＬクラス）でテトラ帯にいる。
こんなやつ、一体誰が釣れると思うのだろうか。
自分でもそう思っていた。
というか、アホすぎて笑えた。

恥ずかしさを押し殺し釣り開始。
ベイトキャスティングも、昨年に比べればかなり慣れたように思う。

まず最初は表層付近をスローにトレース。
反応は無い。
ここで、昨年の甘噛みシーバスを思い出した。

キャストしてボトムを取って、沖に沈んでいるテトラに当たるまでズル引き。
最初のテトラに当たったら、少し浮かせてミドルリトリーブ。
足元のテトラ帯は急浮上させるようにファストリトリーブ。

ワームが水面を割りそうな直前、目の前の水面でシーバスが激しく食ってきた！！

バイトシーンが見えるとマジで興奮する。
しかも、自惚れながらイメージ通りのヒットだから嬉しさも倍増だ！

テトラに潜られながらも何とか耐え、ようやくシーバスが観念した頃、私はある意味絶望していた。

ヘボ釣り師、タモを借りる

これは個人的な意見である。
タモを持っていない釣り人に、魚をキャッチする資格などない。

多分、私がタモを持っていて同じ境遇の人を見かけたら、私は迷わずタモを貸すと思う。
しかし、仮に私が誰からもタモを貸してもらえず、ハンドライディングに失敗して目の前でバラしてしまっても、それは自分の責任であり罵倒されるのは私であると思っている。

私はハンドランディングを決意し、水面付近まで降りて行った。
そして、バラすかもしれないシーバスをデータに残すため、写真を撮った。

そして色々覚悟したその時である。

私は神様がいるのだと思った。
四苦八苦している、死ぬほどやる気のない格好で、訳の分からんバスタックルで、タモを持たない釣り人失格も同然のこの私を見かねて、なんと声を掛けてくださった。
本当にありがとうございます！！！あなたは私の神様です！！！

お借りしたネットを使い、完全に瀕死状態のシーバスを難無くキャッチ。
この１匹が、私の今年の初シーバス。

色んな方の助けがあって獲れた１本。
ある意味、物凄く思い出に残る１本になる事でしょう。

本当に、ありがとうございました！！

まとめ

感謝感謝の１本。
本当に感謝に尽きます。

しかし、ヒットに至る経緯は自分のイメージ通り。
想像するに、濁りの影響でルアーを見切られずヒットに持ち込めたのだと思っています。

絶対にシーバスは居るはず！！しかも大量に！！

このイメージが、ようやく釣果として結果に現れました。
我ながら、自画自賛。
タモが無いのは反省ですがね…。

シーバス相手に濁りは好条件。
そういう意味も、何となく分かった気がする釣行でした。

新潟シーバスも開幕です！
私にも釣れたんだから間違いない！！

また頑張ります！！

使用したタックル

ゾディアス164L-BFS/2

アルファスSVTW

ダイソーナイロンライン　3号