26ジリオンTW150はかなりソルトを意識している|PE2号230mと新型TWSに注目

26ジリオンTW150と海辺の背景に「ソルトベイトを意識した新型」の見出しを配したイメージ画像
イメージ画像です。実釣写真ではありません。

26ジリオンTW150の公式ページを見ていて、一番感じたのがこれです。

今回のジリオン、かなり海を見ています。

もちろん、「ソルト対応」と書いてあるだけなら、今どき珍しくありません。

でも、PE2号230m、PE3号150m。36mmスプールにMAG-Z BOOST、そしてフルアルミボディ。

この組み合わせを見ると、細糸で軽いルアーを投げるより、太めのPEである程度重量のあるルアーを気持ちよく投げる姿が浮かびます。

シーバス、ロックフィッシュ、状況が合えば青物。

「これ、海で使ったら面白そうだな」と。

今回は公式情報を確認しながら、そう感じた理由を掘り下げてみます。まだ使っていない製品の紹介・購入前考察なので、実釣インプレではありません。

この記事で整理するのはこちら。

  • 基本情報・基本スペックとギア比の違い
  • ソルトを意識していると感じる設計上の根拠
  • 18ジリオンTW HDから変わった点、変わっていない点
  • 新潟のシーバスやキジハタ狙いで考えたい使いどころ
  • スピニングもある中で、あえてベイトを選ぶ理由

商品リンクは150H(右ハンドル)の一例です。購入時は左右・ギア比・型番をご確認ください。

目次

26ジリオンTW150の基本情報・基本スペック

まずは基本情報から。ダイワ公式の発売月表記は2026年9月です。ここでは店頭入荷や在庫の有無までは断定しません。

項目仕様
自重215g
スプール径/幅36mm/24mm
標準巻糸量・PE2号230m/3号150m
標準巻糸量・フロロ16lb125m/20lb100m
ブレーキMAG-Z BOOST
ボディフルアルミ
ハンドル長95mm
使用環境ソルト対応
メーカー希望本体価格58,400円(税別)
機種(右/左)ギア比巻き取り長さ・ハンドル1回転最大ドラグ力
150/150L6.370cm6kg
150H/150HL7.382cm6kg
150XH/150XHL8.494cm5.5kg

出典:ダイワ公式・ジリオンTW150(2026年9月18日確認)。巻糸量はメーカー・ライン・巻く時のテンションで変わる目安です。

税込換算では64,240円。これは実売価格とは別の数字です。

気軽に買い足す値段ではないからこそ、自分が何に使いたいのかは、ちゃんと考えたいところ。

「ソルト対応」以上に、海を意識していると思った理由

今回の話は、糸巻き量を見た俺の想像だけではありません。公式の製品紹介でも、バスに加えてシーバスなど海のターゲットを想定しています。

そのうえで気になったのが、次の組み合わせです。

PE2号230mは、投げた先に余裕を残せる

実際、俺もPE2号を使うことが多いです。

下手なので、細糸でギリギリを攻めるより、多少太くても安心して投げたい。

そういう人間からすると、PE2号を230m巻ける150番は、かなり現実的なんですよね。

もちろん、230m先まで投げるという話ではありません。

例えば、仮に80m投げた場合。150m巻きなら単純計算で残り70m、230m巻きなら残り150mになります。これは飛距離の実測や保証ではなく、容量の余裕を考えるための例です。

遠投した先で魚が掛かることもあれば、傷んだ先端を切ったり、リーダーを結び直したりしてラインが短くなることもある。

その余裕を、使いたい太さのPEで確保できる。

ここが気になります。

ただし、容量が多いから常に満杯まで巻けばいい、というわけでもありません。近距離中心なら必要な長さは違うし、巻くラインの量が変わればキャスト時の感触も変わるはず。

「多く巻ける」ことと「自分はどれだけ巻くか」は分けて考えたいです。

新型TWSは、太いPEとリーダーまで見ている

ソルト目線で特に面白いのが、新設計のテーパーTWSです。

公式では、太糸PEのリーダー結束部が通りにくい場合を踏まえ、形状と糸案内部の幅を見直したと説明しています。ただし、結束部はロッドのガイドより外に出すことも推奨しています。出典:ダイワ公式・製品詳細

つまり、「結び目を巻き込んでも絶対に引っ掛からない」という意味ではありません。

それでも、PEを何m巻けるかだけでなく、その先のリーダーとの組み合わせまで考えている。俺には、ここがかなり海を意識した改良に見えます。

投げたいルアーに合わせてリーダーを組む。その結び目と、リールやロッドのガイドとの関係まで考える。

カタログで大きく見える数字より、釣り場ではこういう部分が気になったりするんですよね。

フルアルミとクラッチは、使い続ける時に期待したい

フルアルミの筐体に加え、塩噛みによる固着を抑えるHYPER TOUGH CLUTCHも採用されています。出典:ダイワ公式・搭載技術

俺が期待するのは、一投目の気持ちよさだけではありません。

抵抗のあるルアーを繰り返し巻く。魚を掛けて負荷が掛かる。海へ持ち出して使い続ける。

そういう時間の中で、気持ちよく使えるかどうかです。

もちろん、アルミだから巻き心地が必ず上、クラッチ対策があるから手入れ不要、とは考えていません。実際の巻き感や長期の耐久性は、まだ評価できない部分。

ただ、遠投性能だけを売りにするより、海で繰り返し使う道具として納得しやすい構成だと思います。

36mmとMAG-Z BOOSTは、中・重量級を投げる方向

次にスプールとブレーキです。

公式のMAG-Z BOOSTの説明は、中・重量級の遠投を重視したもの。キャスト後半の伸びを狙う仕組みで、軽量級が得意という位置づけではありません。出典:ダイワ公式・MAG-Z BOOST

だから俺には、軽いルアーの限界を探るより、ある程度重量のあるルアーをしっかり投げるリールに見えます。

「36mmだから飛ぶ」だけでは選べない

気になるのは、自分が使うルアーとの相性です。

同じ重量でも、細身のメタルジグと、風を受けやすいルアーでは飛び方が違う。ロッドにどう重さを乗せるか、自分がどう振るかでも変わります。

そのため、仕様だけを見て「何gから快適」「誰でも何m飛ぶ」とは言えません。

購入前に知りたいのは、最高飛距離よりも、いつものルアーを繰り返し投げた時の扱いやすさ。

ブレーキを安全側に調整しても気持ちよく投げられるなら、俺にはその方がありがたいです。

軽いルアー中心なら、欲しい理由をもう一度考える

小型プラグや軽いジグヘッドを中心に使うなら、この容量と遠投志向が必要かは考えたいところ。

特に、軽いルアーを近くへ丁寧に入れる釣りと、重さのあるルアーを広い場所へ投げる釣りでは、欲しい性能が違います。

新しいジリオンだから何でも任せる、ではなく、今日はどんなルアーを投げたいのか。

そこが合う人ほど、気になる一台だと思います。

18ジリオンTW HDもソルト対応。今回どこが変わった?

ここは、公式の比較表を見て整理しておきたい部分です。

PE2号230mとソルト対応は、今回初めて備わったものではありません。

比較項目18ジリオンTW HD 152026ジリオンTW150
PE巻糸量2号230m/3号150m同じ
スプール径/幅36mm/27mm36mm/24mm
自重230g215g
ラインガイドTWS新設計テーパーTWS
ブレーキMAGFORCEMAG-Z BOOST
ソルト対応対応対応

出典:ダイワ公式・機能比較。比較対象は18年のTW HD 1520です。

同じ糸巻き量を確保しながら、スプール幅は3mm狭く、自重は15g軽い。そのうえで、ブレーキやラインの通り道が変わっています。

だから、「ジリオンがついに海へ進出した」という捉え方は違うと思います。

俺が面白いと思うのは、以前からあった太いラインを使える方向性を、今回どう磨いてきたかというところ。

海でも使える名前だけの対応ではなく、海で使いたくなる理由を具体的に積み重ねてきたように見えるんです。

とはいえ、旧モデルを持っている人が全員買い替えるべき、とまでは思いません。

今のリールで不満なく投げられているなら、容量だけを理由に買い替える必要はない。同じルアーを投げた時の扱いやすさや、握った時の違いこそ確かめたいところです。

新潟で使うなら、シーバスとキジハタがまず浮かぶ

ここからは、俺の釣りに置き換えた使い方の想像です。メーカーが個別の釣り場や魚のサイズへの適合を保証している、という話ではありません。

河口のシーバスでミノーやシンペンを投げたい

太めのPEで、ある程度重量のあるミノーやシンペンを投げる。

広い河口で流れを探すような釣りは、まず考えたくなります。

気になるのは飛距離だけでなく、流れの抵抗を受けながら巻いた時の感触。それから、自分のロッドに載せて握り込んだ時の収まりです。

ただ、シーバスなら全部このリールでいい、とは思いません。小さなベイトに合わせて軽いルアーを使う日なら、別のタックルを選ぶ理由もあります。

狙う魚の名前だけでなく、何を投げる日なのかで考えたいですね。

キジハタ狙いでは、投げた後の操作も楽しそう

ロックフィッシュで考えるなら、底を探る時のライン操作が気になります。

クラッチを切って送り込む。親指でスプールを押さえる。必要な分だけ出して、また止める。

こういう操作を自分の指で行えることも、ベイトを使いたくなる理由です。

ただし、PE2号なら根擦れも安心、という話にはしません。リーダーや結束、傷の確認まで含めて考える必要があります。

また、軽いリグを近距離で使う日なら、大容量や遠投性能の優先順位は下がる。根魚狙いでも、釣り方次第です。

サーフや青物は、風と相手のサイズを見て考える

サーフのヒラメやマゴチ、状況が合えばサゴシやイナダ。そういう使い方にも興味はあります。

でも、向かい風の中で安定して沖へ届けたい時に、無理してベイトを選ぶ必要はありません。

自分が扱いやすいスピニングを使う方が釣りになる日もあるはずです。

それに「青物」は幅が広い。

イナダを想定する釣りと、大型魚を強い流れや荒い根の中で止める釣りを、同じタックルの話にはできません。

ラインがたくさん巻けるだけで、大型青物まで万能になるわけではない。狙うサイズと場所、ロッドまで合わせて考えたいところです。

ソルトでベイトを使う人は増えている気がする

これは、人数のデータで断言できる話ではありません。

でも、釣具を見ていて感じるのは、ソルトでベイトタックルを意識した製品や使い方を、以前よりよく見かけること。

シーバス、ロックフィッシュ、サーフ、ビッグベイト、青物。

以前なら「スピニングでいいじゃん」で終わっていた場面でも、ベイトを選択肢に入れる人が増えたように感じます。

あくまで、俺が見ている情報の範囲での印象です。製品が目に入ることと、実際の利用者数が増えたことは同じではありません。

それでも今回のジリオンを見ていると、メーカーも海でベイトを使う人を意識している、とは感じます。

効率だけで、使う道具を決めたくない

スピニングには、軽いルアーを扱いやすいことや、キャスト時のバックラッシュを気にせず使えることなど、大きなメリットがあります。

そのうえでベイトを使いたくなるのは、太いラインや重いルアーを扱う選択肢があること。クラッチでラインを出せること。

そして何より、投げていて楽しいことです。

「効率なら常にスピニング」とまでは言いません。釣り方によっては、ベイトの操作が合うこともあると思います。

ただ、俺にとって釣りは、効率だけで決めるものでもないんですよね。

使いたい道具で投げる時間も含めて、釣りの楽しさだと思っています。

手持ちのベイトリールについては、26カルカッタコンクエストDC101HGの実使用インプレにも書いています。今回のジリオンの購入前考察とは分けて読んでもらえればと思います。

ギア比は、巻く釣りと糸ふけ回収のどちらを重視するか

購入するなら、最後に考えたいのがギア比です。

大きい数字ほど上位という話ではなく、自分がハンドルをどう回したいかで選びたいところ。

一定のペースで巻く釣りを重視するならノーマル。巻く釣りと操作する釣りを兼ねるならHを比較の基準にする。糸ふけの素早い回収を重視するならXHも候補、という考え方ができます。

ただし、実際に負荷が掛かった時の巻き感は、このリールを触って確かめたいです。

ギア比選びの考え方は、シーバスリールのハイギア・ローギアの記事でも整理しています。

スペック表で候補を絞って、最後は組み合わせるロッドと一緒に握ってみたい。

自重の数字だけでは分からない収まりや、クラッチに指を置いた時の感じまで含めて、使いたい一台かどうかを決めたいですね。

まとめ|26ジリオンTW150は、海で使いたくなる理由がある

公式情報を確認しても、最初に感じた印象は変わりませんでした。

今回のジリオン、かなり海を見ています。

太めのPEを使える容量。中・重量級を投げる方向性。それに、リーダーとの組み合わせを意識したラインガイドや、使い続ける時に期待したい構成。

どれか一つだけではなく、その組み合わせが気になります。

以前のジリオンもソルト対応でした。だから、海で使えること自体を新発見のように言うつもりはありません。

今回は、そこをどう磨いてきたのかが面白い。

軽いルアー中心なら別の選択もあるし、風や狙う相手によってはスピニングの方が合う。それでも、太めのPEでしっかり投げるソルトベイトを考えるなら、見ておきたい一台だと思います。

「海でもベイトを使え。」

もちろん、これはメーカーの公式コピーではなく、俺が感じたメッセージです。

でも、この仕様を並べられると、海へ持っていきたくなるんですよね。

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