27ステラの初期ロットは買うな|22ステラで起きた3つのトラブルと俺が待つ理由

27ステラ初期ロットは絶対に買うなと警告する記事アイキャッチ

27ステラが出たら、俺は買います。

これはもう決めています。

ただし。

初期ロットは買いません。

発売直後に買った人たちの報告を見る。

YouTubeを見る。SNSを見る。修理屋さんを見る。分解を見る。メーカー送りになった個体を見る。

申し訳ないけど、最初に買う人たちには人柱になってもらいます(笑)。

そこまで見てから、俺は27ステラを買います。

なぜ、そこまで慎重になるのか。

理由は単純です。

俺はステラに、新機能よりも「絶対的な安定性」を求めているから。

22ステラでは、発売後にライントラブル、ベール周り、スプール上下動に同期するコツコツ・カタカタ感などが話題になりました。

しかもベールアームについては、シマノへ修理に出したユーザーの修理報告書に「ランニングチェンジ対応の仕様変更前」と記載され、変更後のベールアームへ無償交換された事例まで残っています。

だからといって、俺は22ステラ全体を欠陥品だと言いたいわけではありません。

むしろ逆。

その翌年に登場した23ヴァンキッシュにも、22ステラで投入されたインフィニティループやアンチツイストフィンは引き継がれました。

俺も23ヴァンキッシュを使っていましたが、少なくとも俺の個体では、22ステラ発売直後に騒がれたような大きなトラブルは経験していません。

問題が出た後に対策し、完成度を高めていくシマノの技術力は本物だと思っています。

だからこそ。

27ステラの最初の一台を、俺が買う必要はない。

今回は22ステラで何が起きたのか。18ステラではどうだったのか。そして、なぜ俺が27ステラに最新技術ではなく「信頼」を求めているのか。

かなり本音で書きます。

※2026年9月25日時点で、次期汎用ステラはシマノから正式発表されていません。本記事では便宜上「27ステラ」と呼びます。

※この記事でいう「初期ロット」は厳密な製造ロット番号ではなく、発売直後の早い時期に生産・流通する個体を便宜上そう呼んでいます。

目次

この記事で話したいこと

  • 27ステラの初期ロットを俺が買わない理由
  • 22ステラで話題になった3つのトラブル
  • ベールアームのランニングチェンジ
  • 「使い手が下手」「買った店が悪い」で終わらせていいのか
  • 18ステラから23ヴァンキッシュまで見て感じること
  • 27ステラに新機能より絶対的な安定性を求める理由
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結論|27ステラは買う。でも初期ロットは買わない

先に結論です。

27ステラは買います。

でも、発売日に予約して最初の入荷分を受け取るつもりはありません。

数か月待つ。

初期購入者の実釣レビューを見る。不具合報告を見る。修理事例を見る。

それから買います。

ステラは発売日に買わなくてもステラです。

10万円前後、ひょっとするとそれ以上になるかもしれないリールで、わざわざ最初の人柱になる必要はない。

俺は完成したステラが欲しい。

それだけです。

22ステラで何が起きた?俺が気にしている3つのトラブル

22ステラは、かなり攻めたモデルでした。

インフィニティループ、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、DURAクロス。

シマノ自身も、インフィニティループを超密巻きによってライン放出抵抗を低減する技術として説明しています。

22ステラ特設サイト|SHIMANO

新しいステラとして、大きな技術変更だった。

だからこそ期待も大きかった。

でも発売後、いろいろな話が出ました。

1.インフィニティループとライントラブル

一番有名なのは、やはりインフィニティループ。

いわゆる超密巻きです。

ラインが緻密に巻かれ、キャスト時の放出抵抗を減らす。

理屈としては非常に面白いし、キャストフィールを評価しているユーザーもいます。

一方で、発売後にはラインがまとまって放出される、いわゆるバックラッシュのようなライントラブルも多く話題になりました。

リールメンテナンス専門業者「リールメンテナンスドットコム」は2022年9月、22ステラの問い合わせが非常に多いとして、ライントラブル系の不具合を含む複数の症状を検証しています。

22ステラの考察|リールメンテナンスドットコム

もちろん、全員に起きるわけではありません。

ラインテンションやフェザリングを意識すれば問題なく使えるという人もいる。

だから俺も「インフィニティループ=欠陥」と単純化するつもりはありません。

ただ。

従来機以上に使い手側のライン管理技術を要求するのであれば、それは購入前に知っておきたい重要な製品特性ではないのか。

俺はそう思います。

2.ベールアームは発売後に形状が変わった

22ステラで、俺が一番重く見ているのはここです。

発売当初から、ベール周辺やラインローラーへのライン誘導について疑問を持つユーザーがいました。

そして後に、実際にベールアームの形状が変わっています。

22ステラをシマノへ修理に出したユーザーが公開した修理報告書では、装着されていたベールアームについて「ランニングチェンジ対応の仕様変更前」とされ、現状動作に不具合はないとしながらも、変更後のベールアームへ無償交換されています。

変更前後の写真を見れば、ベールアームの角度が変わっていることも分かります。

つまり少なくとも、発売後にベールアームの仕様変更が行われた個体が存在する。

ここまでは確認できます。

ただし、だから「初期22ステラは全部欠陥だった」とは言いません。

変更理由も、対象範囲も、正式な切替時期も、俺はシマノの一般向け公式発表では確認できていません。

改善すること自体は悪くない。

工業製品なんだから、販売後に改善点が見つかることだってあります。

でも。

変えたなら、もう少し説明してくれてもいいんじゃないの?

巷でこうした変更を「サイレントアップデート」と呼ぶことがあります。

俺は「欠陥を隠してこっそり直した」とまで断定するつもりはありません。

ただ、ユーザーから見れば、知らないうちに形が変わっていた。

その説明の少なさには、今でもモヤモヤが残ります。

3.スプール上下動に同期する「コツコツ」「カタカタ」

もう一つ、22ステラ発売後に話題になったのが、巻いた時に手元へ伝わる「コツコツ」「カタカタ」という音や振動です。

特に、一定の負荷が掛かった時に、スプールの上下動と同期するように出る症状。

先ほどのリールメンテナンスドットコムも、これを「テンション高負荷時のオシレートノイズ」として取り上げ、2022年9月時点で似た内容の相談を約30件受けていたとしています。

もちろん、全個体で発生するものではありません。

原因についても、俺は断定しません。

でも。

一定負荷で、スプール上下動に同期する異常なコツコツ・カタカタ感が複数個体で報告されていた。

27ステラの初期ロットを警戒する材料として、俺にはそれで十分です。

俺が一番嫌だったのは「下手だから」「買った店が悪い」で終わること

ここからは技術の話ではありません。

完全に俺の感情です。

2022年当時、村田基氏のYouTubeライブを見ていた人なら覚えている人も多いと思います。

22ステラのライントラブルについて質問されると、使い手の技量に原因を求める趣旨の回答。

コツコツ感について質問されると、購入した店や、購入時に個体を確認しなかったことに原因を求める趣旨の回答。

俺が一度だけ見た話ではありません。

2022年のライブでは、同じような回答を何度も見ました。

ライブ配信なので、ここで特定の一本だけを証拠動画として吊るすつもりはありません。

気になる人は検索してみてください。当時の切り抜きや言及はかなり残っています。

でも俺は。

それで何が解決したんだろう。

と思いました。

いつからステラは「上手い人しか使えないリール」になった?

もし本当に、適切なフェザリングやラインテンション管理を習得した上級者でなければトラブルが起きやすいリールなのであれば、それは購入前に知るべき重要な製品特性です。

だったら最初から書けばいい。

「従来機よりライン管理に技術を必要とします」と。

それなら俺は何も言いません。

そのうえで買うかどうか決めればいい。

でもシマノ自身は、インフィニティループをライン放出抵抗低減の技術として説明し、アンチツイストフィンもライントラブルを抑える構造として説明しています。

その製品でトラブルを訴えたユーザーに対して、使い手側の問題だけで話を終わらせる。

俺は、それでは問題解決にならないと思います。

「良い店で買えばいい」もメーカー品質の説明にはならない

購入店の話も同じです。

専門店が一台ずつ状態を確認し、その中から良い個体を選んでくれる。

それ自体は素晴らしいサービスだと思います。

でも、それは販売店の付加価値です。

メーカーの品質保証とは別の話です。

工業製品です。

不良品は出ます。

俺自身、製造業にいるので、不良を完全にゼロにするのが簡単ではないことくらい分かっているつもりです。

だから、不良品が一台出たこと自体を責めたいわけじゃない。

だからこそ検査するんじゃないのか。

しかもステラです。

加工精度。組立精度。検査。品質保証。

俺はそこまで含めて、ステラというフラッグシップの価格だと思っています。

どこで買っても、箱を開ければちゃんとステラが入っている。

それが最高峰じゃないのか。

村田基氏だからこそ、その発言は軽くない

これが全く関係のない釣り人の発言なら、俺もここまで気にしません。

でも村田基氏は、シマノ公式でも長年登場してきた人物です。

22ステラの公式インストラクターインプレッションでも、ステラの魅力を伝える中心的なアングラーの一人として登場しています。

22ステラ IMPRESSION|SHIMANO

もちろん、個人のYouTubeライブでの発言を「シマノの公式見解だった」と言うつもりはありません。

でも、その人物の発言がステラのブランドイメージと結び付けて受け取られるのは当然だと思います。

影響力の大きい人物が最高峰の商品について何を語るのか。

そこまで含めて、メーカー側にとってはブランドリスクになり得る。

俺は、シマノ側のリスク管理としても少し疑問が残ります。

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18ステラでも、発売初期の不具合報告はあった

「22ステラだけの話なのか?」

そう思って18ステラについても改めて振り返りました。

18ステラでも発売初期には、異音、ガタ、コツコツ感などについて個別の不具合報告が残っています。

もちろん、これも18ステラ全体が欠陥品だったという話ではありません。

俺自身、18ステラでは後に異音を経験して記事にもしています。

波打ち際で18ステラを装着したロッドを手に持つ実釣写真
18ステラ。俺にとって今でも「至高」だったリールです。

それでも俺は、18ステラが大好きでした。

今でも18ステラは至高だったと思っています。

だからこそ、ここでも同じ結論になります。

シマノは最終的に高い完成度へ持っていく。

でも、発売直後からそこまで完成しているかは別問題です。

23ヴァンキッシュで感じた「ちゃんと直してくる」強さ

ここまで書くと、完全なシマノアンチ記事に見えるかもしれません。

違います。

俺はシマノの恒久対応能力をかなり信用しています。

23ヴァンキッシュには、22ステラで登場したインフィニティループ、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィンなどが引き継がれています。

23ヴァンキッシュ特設サイト|SHIMANO

俺も23ヴァンキッシュを所有していました。

少なくとも俺の個体では、22ステラで話題になったような大きなトラブルは何も起きなかった。

普通に投げられる。普通に巻ける。

それだけです。

でも。

俺がステラに求めているのは、まさにその「普通」なんです。

23ヴァンキッシュ全体が完全ノートラブルだった、とまで一般化するつもりはありません。

ただ俺は、22ステラで投入した技術を次の製品でも継続しながら、普通に使えるところまで仕上げてくるシマノに強さを感じます。

だからこそ。

俺は直った後を買えばいい。

27ステラが発売されたら、人柱を徹底的に調べる

27ステラが発売されたら、俺は徹底的に調べます。

  • 発売日組の実釣レビュー
  • SNSの不具合報告
  • YouTubeの長期使用レビュー
  • 分解・メンテナンス系の情報
  • メーカー送りになった事例
  • 部品番号や形状の変化
  • 同じ症状が複数個体で出ていないか

そして、村田基氏が27ステラをどう語るのかも見ます。

27ステラが登場すれば、氏がYouTubeなどで取り上げる可能性は高いでしょう。

何を評価するのか。何を注意点として話すのか。

もし初期トラブルが起きた時、どう説明するのか。

俺はそこも無視できません。

できれば、そんな議論そのものが必要ないくらい完成された27ステラが出てきてほしい。

27ステラに新機能なんて一つもいらない

前の記事でも書きました。

俺が次のステラに一番求めているものは、飛距離でも軽さでもありません。

絶対的な安定性です。

正直、新機能なんて一つもなくていい。

新しい名前の技術もいらない。

ハンドルを回せば滑らか。

キャストすれば普通にラインが出る。

魚を掛ければドラグが安定して働く。

何年使っても変な音が出ない。

個体差を心配しなくていい。

どこで買っても、箱を開ければちゃんとステラが入っている。

それでいい。

いや。

ステラだからこそ、それがいい。

少なくとも俺は、ステラユーザーの多くが最後に求めるものも、結局ここなんじゃないかと思っています。

最新技術の実験機じゃない。

使い手を選ぶ尖ったリールでもない。

買った人間が、

「これなら何年でも使える」

と思えるリール。

18ステラで俺が感じたのも、それでした。

だから27ステラには、22ステラで俺が失ったと感じている、

「ステラなら大丈夫」

という絶対的な安心感を取り戻してほしい。

新技術なんてなくてもいい。

重量が数グラム増えてもいい。

飛距離が数%伸びなくてもいい。

トラブルを起こさない。個体差で悩ませない。安心して使える。

そこに全振りしたステラを、俺は見てみたい。

まとめ|だから、27ステラの初期ロットは買うな!!

俺は27ステラを買います。

これは変わりません。

むしろ、めちゃくちゃ楽しみにしています。

でも発売日に買う必要はない。

22ステラでは、ライントラブル、ベールアームのランニングチェンジ、スプール上下動に同期するコツコツ・カタカタ感が話題になりました。

俺は、不良ゼロを求めているわけじゃない。

品質を保証するところまで含めて、ステラであってほしい。

そして、シマノの対策技術そのものは信用しています。

だったら、最初の購入者に徹底的に使ってもらう。

俺はそれを見てから買います(笑)。

シマノさん。

できれば、この考えを全部外してください。

初期ロットから何の不安もなく、

「やっぱりステラだ」

そう言わせてくれる一台を期待しています。

それでも最後に。

27ステラが欲しい人へ。

だから、初期ロットは買うな!!

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