シマノから、26ミラベルが登場する。
発売は2026年9月。1000番とC2000系は10月予定。
価格は税別16,000円〜19,800円。
安い。
いや、最近の釣具を見ていると感覚がおかしくなるが、これはちゃんと安い。
しかもXプロテクト、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、ワンピースベールまで入った。
いや、これを「入門機」の一言で片付けていいのか?
今回は実釣インプレではない。シマノ公式の26ミラベル製品情報を基に、どんな人に刺さるリールなのか、アジング・管釣り・エギング・シーバスでは何番を選ぶべきかを正直に考えてみる。
26ミラベルが本当に刺さる人
このリールが一番刺さるのは、毎週のように磯へ通うガチ勢ではないと思う。
アジングをやってみたい。
秋はエギングもしたい。
たまには管釣りへ行くし、河川のシーバスも気になる。
でも、釣りごとに3万円、5万円のリールを揃えるほどではない。
そんなライト層だ。
それと、すでに上位機種を持っている人のサブタックル。
家族と一緒に行く日の貸し出し用や、子供用のリールとしても、かなり現実的な位置にいる。
安いだけのリールを買って、糸絡みばかりで釣りが嫌になる。
これは一番もったいない。
ミラベルは、軽さ、糸トラブル対策、防水性を1万円台にまとめてきた。
高級機はいらない。
でも、安物で我慢もしたくない。
その間に、かなり上手く入ってきたリールだと思う。
26ミラベルの価格と発売時期
ラインナップは11機種。
1000、C2000S、C2000SHG、2500、2500S、2500SHG、C3000、C3000HG、4000、4000XG、C5000XGまで揃う。
ライトゲームからエギング、シーバス、サーフ、ライトショアジギングまで、だいたい一通りカバーできる構成だ。
| 番手 | 自重 | ギア比 | 最大巻上長 | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|
| C2000S | 175g | 5.0 | 66cm | 16,000円 |
| 2500SHG | 200g | 6.2 | 91cm | 17,300円 |
| C3000HG | 200g | 6.2 | 91cm | 17,300円 |
| 4000XG | 245g | 6.2 | 99cm | 18,800円 |
C2000Sが175g、C3000HGでも200g。
この軽さで、実売が1万円台前半から中盤に落ち着くなら強い。
旧型からの大きな進化は4つ
インフィニティドライブ
高い負荷がかかったときの巻き上げを軽くする機構。
シーバスとのやり取りや、潮を受けたルアーを回収する場面ではありがたい。
軽く回るだけではなく、負荷がかかっても巻ける。
安いリールほど、ここで差が出る。
アンチツイストフィン
ラインのたるみを抑え、スプール下への糸落ちや、よれたまま巻き込むトラブルを減らす機構。
細いラインやPEラインを使う釣りでは、地味に見えてかなり大事。
釣れない時間に限って糸が絡む。
そして、そういう日に限って急に魚が来る。
釣りとは、だいたいそんなものだ。
Xプロテクト
ストッパーベアリング部やラインローラー部などへの水の侵入を抑える、防水構造が入った。
今回、個人的に一番気になったのはここ。
海で使うリールに防水は必要だ。
当たり前なのだが、1万円台でXプロテクトまで付くと、上位機種を買う理由が少しずつ削られていく。
ワンピースベール
継ぎ目のないベールで、ラインが引っ掛かりにくい。
これも派手ではない。
でも、毎投触る部分だから、こういう小さな快適性の積み重ねは効く。
ただし、上位機種と同じではない
ここは冷静に見たい。
26ミラベルはHAGANEギア、Xシップ、サイレントドライブ、CI4+ボディとローターを採用している。
一方で、HAGANEボディを搭載した金属ボディ機ではない。
ベアリング数も全機種5BB+1ローラーベアリング。
高負荷をかけ続けたときの剛性感、巻きの密度、長期使用後のフィーリングまで上位機種と同じ、とは言えない。
安いのに全部入り。
そんな都合の良い話ではない。
でも、週末に気軽に釣りを楽しむ人や、サブ機にするなら、必要十分をかなり超えてきたように見える。
アジング・管釣り・エギング・シーバスの番手選び
| 使い方 | おすすめ番手 | 自重 |
|---|---|---|
| 管釣り・軽量ライトソルト | 1000 | 170g |
| アジング・メバリング | C2000S | 175g |
| 流れのあるライトゲーム | C2000SHG | 175g |
| エギング | 2500SHG | 200g |
| シーバス・万能用途 | C3000HG | 200g |
| サーフ | 4000XG | 245g |
管釣り・軽量ライトソルトなら1000
自重170gで、シリーズ最軽量。
細いラインと軽いルアーを使い、巻き取り速度を上げすぎたくない釣りに合う。
管釣りだけでなく、短いロッドを使う家族用にも合わせやすい。
アジング・メバリングならC2000S
自重175g。浅溝スプールで、PE0.6号が150m入る。
アジングやメバリングを中心にするなら、まずこれ。
1000番より少し汎用性があり、それでも十分に軽い。
子供用として選ぶ場合も、小さな手には重さが効く。
ロッドとのバランスが合うなら、C2000Sが扱いやすいと思う。
流れと手返し重視ならC2000SHG
自重はC2000Sと同じ175gで、最大巻上長は66cmから79cmへ上がる。
流れのある場所で糸ふけを回収したい人や、テンポよく探りたい人はこちら。
逆に、ゆっくり巻く釣りが中心なら無理にHGを選ばなくてもいい。
エギングなら2500SHG
自重200g、最大巻上長91cm。
しゃくった後の糸ふけを取りやすく、PE0.6〜1号を使うエギングに合わせやすい。
アジングには少し大きい。
でも、秋のエギングを中心にライトゲームもやりたいなら、守備範囲は広い。
シーバスまで広げるならC3000HG
自重200g、最大巻上長91cm、最大ドラグ9kg。
港湾、河川、エギングまで、1台で広く使うなら一番無難だと思う。
ミラベルを検討する人が「まず1台」を選ぶなら、僕はC3000HGを中心に考える。
ただしPE1号が400m入る。150〜200m巻きなら下巻きが必要になる。
そこは少し面倒。
サーフなら4000XG
自重245g、最大巻上長99cm、最大ドラグ11kg。
波や横風で出た糸ふけを素早く回収できる。
26ネッサXRと合わせてサーフを始めるなら、まず4000XGでいい。
ロッド側は「26ネッサXRは買いなのか?」の記事で、モデルごとの違いまで詳しくまとめている。
C5000XGは、青物やライトショアジギングまで意識する人向け。
270gあるので、今回の中心読者であるライト層が「何となく大きい方」で選ぶ番手ではない。
サブタックル・子供用として強い
メインには上位機種がある。
でも、家族と行く日、車へ積みっぱなしにする予備、少し荒れた場所で気兼ねなく使う1台は欲しい。
そんなサブ機に、ミラベルはちょうどいい。
子供用も同じだ。
高級機まではいらない。
でも、重くて糸絡みばかりのリールでは、釣れる前に飽きてしまう。
子供用だから安物でいい、ではない。
楽しく使える道具を、手が届く価格で選びたい。
短いライトロッドなら1000かC2000S。
サビキ、ちょい投げ、ルアー、シーバスまで家族で共有するならC3000HG。
この選び方なら、成長してもすぐ買い替えなくて済む。
26ミラベルを買う人、見送る人
買ってよい人
- アジング、エギング、管釣り、シーバスを気軽に楽しみたい
- 最初の1台を安さだけで選びたくない
- 上位機種を持っていて、軽くて扱いやすいサブ機が欲しい
- 家族用・子供用でも長く使えるリールを選びたい
- 2万円以内に抑えたい
見送ってよい人
- サーフや青物で高負荷をかけ続けるメイン機が欲しい
- 金属ボディの剛性感を最優先する
- 巻きの質感や所有感まで妥協したくない
- すでに用途ごとの中級・上位リールが揃っている
すでに気に入ったリールがあるなら、無理に買い替える必要はない。
新製品だから買う。
そのやり方を続けると、釣具部屋だけが成長する。
自分の腕は、そう簡単には成長しない。
耳が痛い。
結論:ライトゲーム〜シーバスの本命になりそう
26ミラベルは、ただ軽いだけの廉価リールではない。
インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、Xプロテクト、ワンピースベール。
釣りを気軽に楽しむために欲しい機能が、かなり揃った。
アジングならC2000S。
エギングなら2500SHG。
シーバスまで1台で広げるならC3000HG。
サーフまで行くなら4000XG。
高級機はいらない。でも、安さだけで選んで後悔もしたくない。
家族に貸す。
子供に持たせる。
サブ機として車に積んでおく。
そんな使い方まで含めると、ミラベルの魅力はかなり大きい。
ガチ勢の最高峰ではない。
でも、釣りを始めたい人、時々楽しみたい人、もう1台欲しい人には、むしろこのくらいがちょうどいい。
もうこれで十分。
そう言い切る人が増えても、おかしくない。
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※発売時期・価格・スペックは2026年9月2日時点のシマノ公式情報を基にしています。実釣使用前の製品考察です。


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